「ピッタリカットくん」のような工具は、いままでは参考書、問題集、公表問題解答集と、どの本を見も載ってませんし、ネットでも販売されてません。今考えると、あってもよさそうなものです。私も同じようなものが販売されてれば、真っ先に購入してます。今まで詰められなかった時間を詰めることができるからです。しかし、高額なら購入もためらうでしょう。それも練習を含めても1シーズン(1度の試験)しか使用しないからです。それでも、必要に迫られたので、安価で作れるよう工夫に工夫を重ね、「ピッタリカットくん」を作りました。最初は自分のためだけに作りました。おかげで合格することが出来ました。時間を短縮する作業は容易ではないので、私以外にも、もっと困ってる人も居られるだろうと思います。第二種電気工事士の試験はは何人合格してもよいのです。定員はありません。皆さんも合格してください。

 それで、このページを見ていただいて、少しでもご理解を示される方に、お役に立てるよう実費でお分けしようと考えました。一品一品手作業で作るので、時間もかかりますから大量生産ができません。品物ができ次第、お分けする形を取りたいと思います。


※現在、Yahoo!オークションに出品中です。
(在庫がある限り出品を続ける予定です。)
「電気工事士 工具」で検索していただければ、ヒットするはずです。


 お分けするものは、3㎝バージョンのみです。
 金額は、1,980円(送料込)です。
 ※組立をする場合は、必ず「組立説明書」を御覧になってから始めて下さい。
  「組立説明書」は下記のリンク先で御覧になれます。

                 「ピッタリカットくん」組立説明書

 (なお、ホーザン社製P-955及びP-956は付属してません。別途購入してください。)

 現在、「ピッタリカットくん」は商標登録出願中です。


      それでは、皆様が試験に合格することを心からお祈り申し上げます。


            最後までご覧いただきありがとうございました。

5.最後に


お名前:エジソン君さん

文面:このたび、「ピッタリカットくん」を購入させていただいたエジソン君です。
    おかげさまで、第二種電気工事士技能試験に合格いたしました。
    技能試験の練習を一通りやましたが、ある一定以上の時間の短縮に閉口していました。
    そんな時、こちらのブログと出会い、「ピッタリカットくん」を知りました。
    中略。
    購入後、組立説明もHPで確認して、問題なく装着しました。
    実際使用した感じでは、すぐに効果が判り時間の短縮の実感がありました。
    (最初は失礼ながら、半信半疑でした。)
    練習問題にもよりますが、5~10分は短縮できたと思います。
    中略。
    おかげで本番の試験でも、落ち着いて作業ができ、見直しの時間も取れました。
    ブログの日記の内容と、HPの内容を何度も拝見して頭にたたき込みました。
    最終的には、やはり時間の配分でした。
    確かに電線被覆のカット本数が多くなればなるほど効果は絶大でした。
    本当にありがとうございました。
    直ぐに、免許の申請手続きをしたいと思います。


お名前:テクノウィンさん

文面:テクノウィンと申します。
    以前、「ピッタリカットくん」を購入させていただきました。
    今回、第二種電気工事士技能試験に合格しました。
    技能試験で時間の短縮が出来る内容で、
    「ピッタリカットくん」を出品されていたので、そこに惹かれて購入しました。
    確かに、「ピッタリカットくん」を装着して作業したのとしないのでは、時間が違います。
    今回の候補問題では、私の場合、10分以上の短縮は出来ませんでした。
    あまり練習時間が取れなかったせいもあるかもしれません。
    しかし、たとえ5分でも「ピッタリカットくん」を装着することで、
    時間を短縮することができたのは、私にとって強い味方になりました。
    HPの記事も参考にさせていただきました。
    今回、、「ピッタリカットくん」に出会えたのはラッキーでした。
    大変お世話になりました。

平成20年第二種電気工事士技能試験の合格者からメッセージが届いてますのでご紹介いたします。

                疑問に思うことを質問型式でまとめました。

質問①:装着すると工具は重くなりませんか。
回答①:数グラムなので重さをほとんど感じません。

質問②:金属を使用してますがどのような種類のものですか。
回答②:電線の心線と同じ銅です。ですから、多少変形しても修復できる確率が高くなります。

質問③:目盛が付いているスケール上面は、ストッパが動きますが、耐久性はありますか。
回答③:試験当日、鉛筆で任意に目盛に印を付けられるよう、紙に目盛を印刷して貼ってます。
      ストッパは柔らか目の材質ですが腰があります。
      強くこすりすぎると、目盛の線が擦れて薄くなる場合や、紙が破れる場合があります。
      ご注意ください。

質問④:この工具は装着後、半永久的に使用できますか。
回答④:③の回答にもつながりますが、技能試験対策1シーズン用と考えてます。
      基本的には消耗品と考えてください。
      万が一破損した場合は、使用をやめるか、新品に交換してください。

質問⑤:使用に関して、「ピッタリカットくん」を壊さないで長く使用するにはコツがありますか。
回答⑤:上記3.ヒントの④でも説明しましたが、スケールを取り付けた状態では、
      ベースを押さえないでストッパを動かさないことです。
      3.ヒントの④の写真のように左手の人差し指でベースの腹を押さえて、
      右手でゆっくりストッパを 移動させる。
      ストッパの急激な移動を繰り返すと、ベースやスケール上面の破損につながります。
      ベースの腹を押さえないでストッパを急激に移動するより、長持ちします。

質問⑥:全体が薄い金属でできてますが、ストッパを動かす時に指を切ることはないですか。
回答⑥:制作する際、安全には十分注意してます。
      端は研磨して指を切るような鋭い部分は無くしてあります。

質問⑦:
最近、P-955の後継機種P-956が発売されましたが、こちらにも使用可能でしょうか。
回答⑦:
現物を入手し確認しました。現物を見る限り、取付可能です。
      ベースの取付方もP-955と同じです。
      ベース貼付可能位置の両面には、表示があり、片方には2.0㎜用のカット位置を示すもの、
      その裏面には、スケールの2、3、4㎝の表示があります。
      ただし、ベースを貼り付けると、そのどちらかの面の一部の表示が見えなくなります。

④壊さないで長く使用するためには(スケールをベースにつけてストッパを移動するときは)

(3)ストッパは、スケールをベースにつけた状態で、急激に移動させない様にします。ベースの破損につながりますし、スケール上面の破損にもつながります。

(2)写真(1)の補足。       写真の丸のついたベース上面全体を、左手の人差し指で力を加減しながら押さえます。

(1)写真のように、左手でp-955を持ち、その人差し指で、力を加減しながら、ベース上面全体を上から押さえます。その状態で、右手を使ってストッパをゆっくり移動させます。

資 格 の 森
   S O L D O U T
          ありがとうございました

4.質問と合格者からのメッセージ

※質問7への補足(①P-955とP-956の比較)

ゆっくり移動する

90°

 「ピッタリカットくん」と言う名の工具は解答集にもまだ載ってません。なぜなら、私が平成19年度の第二種電気工事士の試験を受けるために初めて考案し、使用したものだからです。

 これは、技能試験の練習中に考え出しました。毎日練習していると、始めはうまく作れなくて時間も多くかかってしまいます。しかし、日がたつにつれて、次第に要領も判ってきて、うまく作れるようになってきます。時間も最初のころに比べると雲泥の差です。しかし、ある一定のレベルを超えるともう作業時間が縮まらなくなります。自分の技量の限界が見えます。それで前にも書いたように、時間配分が気になります。複線図に3分、作業に27分、確認・調整に10分の目標を立てましたが、何度作っても、目標の作業時間に終わらない。自分の技量の限界を感じました。確認・調整の時間がいつも2~3分しか取れません。これでは軽欠陥を見つけても直す時間がありません。これでは失敗が出来ません。精神的なプレッシャーになります。するとやっぱり、毎回の作業に影響がでます。これでは悪循環です。

 これを打開するために、すべて見直した中で、作業手順を自分なりに分析した結果、同じ作業に時間がかかることに気が付きました。電線の絶縁被覆の剥ぎ取りです。1本1本スケールで測って、カットする。この作業が一番時間をロスすると、そして本数が多くなればなるほど時間のロスが大きくなります。

 最初からパーツごとの電線の絶縁被覆を、全部カットするようなことはしません。わけがわからなくなるからです。個別のパーツごとに完成させて最後に、アウトレットボックスやジョイントボックス(試験では支給されません)で、接続します。アウトレットボックスやジョイントボックスで接続する部分の絶縁被覆のカットはいつも最後です。リングスリーブか、差込型コネクタのどちらかで接続します。ねじり接続等はだいぶ前から出題されてません。(出題の可能性はゼロではないので何度かは練習しておいた方がよいと思います。)あとはカットして接続するだけです。この作業をどう料理するかで時間の短縮が望めます。

 それで、自分に技量がないなら、工具に頼る方向で考えました。考えた末、出来たのが「ピッタリカットくん」でした。ホーザン社製のP-955を多用していたので、これを何とかできないものかと考えました。製品の出来がすばらしいので工具を加工するのではなく、別のものを付加する形で作りました。絶縁被覆をカットする位置にスケールを追加することです。

 試作品を作ってみたところ、これがすこぶる使い勝手がよく、実際、時間を計って見ると練習問題にもよりますが、4~8分の短縮に成功しました。試験時間40分の割合で見ると10~20%の短縮になります。これで確認・調整の時間も取れるようになりました。また、スケールを取り外せるように作ったので輪づくりの時も邪魔になりません。

 あとは、試験本番での使用のみです。電動工具以外の工具は持込可です。ましてや作ったものはスケールです。もともとスケールは持ち込まなければ作業になりません。実際、工具につけて机上に置いているところや、実際作業しているところを試験官に見られてましたが問題ありませんでした。作業時間短縮に悩んでいる方、こういった工具はいかがでしょうか。

 以下、使い方等になります。

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(4)横に並べるとはっきりします。ベースの貼付位置も、ほぼ一緒です。これを見ると、下に写っているP-956でも、使用可能なことが判ります。

(5)2.0øを2本同時にカットしているところ。スケールの上に電線が2本見えます。

(6)1.6øを2本同時にカットしているところ。スケールの上から、電線1本がずれてるのが見えますが、支障無く使えることがお判りでしょうか。

ピッタリカットくん

(1)左がP-955,、右がP-956.。
大きく変わったのは、刃先の部分です。

(2)反対側の面に、ベースを取り付けた状態。穴の数の違いが判ります。P-955は、1本づつで3種の電線をカット、P-956は2本づつで2種の電線をカットする刃先になってます。

(3)ベースにスケールを取り付けた状態の比較。ベースはほとんど同じ位置に付いてます。P-956のベース貼付位置の下に、もともと印字されたスケールが見えます。

← →

90°

②2.0øのカット位置
③1.6øのカット位置

1.始めに


(3)後は次々カットしていくだけです。カットする寸法が自動的に決まりますので、安心して作業できます。スケールがカットするところに付いてますのでいちいち別のスケールで測らなくてもよいのです。

(2)写真のように電線が直角の面に突き当たるまで差込む。あとは通常の使用と変わりありません。電線を突き当てたまま、カットする線種(1.6、2.0、2.6)の切り口の位置にずらして絶縁被覆をカットします。

(1)解答集にもよりますが、リングスリーブ圧着のため、絶縁被覆の剥ぎ取り寸法を2㎝または3㎝にする方法がのってます。撮影のため、スケールは2㎝と3㎝の両方を用意しました。

③使い方 (1)リングスリーブ用の絶縁被覆の剥ぎ取り方

※修復しても直らない場合は、新品に交換します。

(3)落下させて変形した場合
 大抵は、スケールの変形だと思います。大きく変形させた場合は、ペンチ等で挟んでもとの形に戻します。ただし目盛を傷つけると使い物にならなくなるので、気をつけながら修復します。

(2)ゆるい場合
 スケールをベースに差込んでもゆるい場合は、写真の丸の部分をスケールを取付けた状態で、親指の腹で、力を加減しながら押します。するとベースが少しくぼんで据わりがよくなります。

(1)取付角度の調整
 大体、直角になってれば使用には差支えがないはずです。角度が極端にずれてれば写真ように持って、スケールを曲げて調整します。調整できるよう柔らか目の金属を使用してます。

②調整・修復

(3)まずは、工具の取り付ける面の脂分を脱脂します。

(2)部品は左からベース、スケール+ストッパ、ホルダーの4点です。スケールにはストッパが取り付けてあります。

(1)このような形で使用します。両面テープで取り付けるようになってます。

①準備

(6)この位置から見て、角度が直角になっていることを確認できたら準備完了です。

(5)しっかり取り付けられていることを確認したら、ベースにスケールを差込ます。
刃先が開いてますので怪我をしないように注意をします。

(4)取扱説明書を見て、ベースだけを最初取り付けます。、ベースの取付けが終わったら、刃が必要以上に閉じないように、ホルダーを開口部先端に差込みます。

2.使い方

(1)他にも決められたサイズでカットしなければならないパーツがいくつかあります。引掛シーリングやスイッチやコンセント等です。ゲージにカットする数値が載ってるものはすぐに④の使い方で剥ぎ取れます。

⑥使い方 (4)その他

(1)輪作りの作業があれば、こちらの作業が先になると思います。スケールが邪魔になる場合もあるかもしれません。その際は取り外して使用し、スケールが必要になったら、再度取付けましょう。

(4)位置確認ができたら、後は次々カットしていくだけです。サイズがミリ単位でも正確に絶縁被覆をカットできます。また、剥ぎ取り寸法が2㎝の場合は、ストッパの位置を2㎝にづらして使用し、絶縁被覆を剥ぎ取ります。

⑤使い方 (3)輪作りの時

※メーカーごとに差込サイズが違いますので、注意が必要です。私の調べでは大体10~15㎜の範囲でした。
ですから試験当日、材料に差込コネクタがあっても、自宅の練習で使用したものと同じサイズとは限りません。
思い込みで寸法を決めないよう必ず材料の差込サイズを確認しましょう。

(3)ストッパは電線がぶつかっても動かないようにきつめに作ってます。位置を移動させたら、再度カットする位置に、ストッパがあるか確認します。

(2)材料確認時に、コネクタ側面の剥ぎ取り寸法を確認しているはずです。スケールに挟めてあるストッパを、カットするサイズの寸法にあわせます。

(1)あらかじめ、自分が練習で使ってるコネクタのゲージ寸法を、スケールの目盛に記入しておきます。作業を始める前はこの位置を基本にします。

④使い方 (2)差込形コネクタの絶縁被覆の剥ぎ取り方と剥ぎ取り寸法が2cmの場合
③試験会場への持参
②EM-EEFケーブル場合

(2)スケール等もティッシュやハンカチで包み、できればつぶれない箱やカンに入れて持参します。会場に着いたら壊れてないか、まず確認しましょう。

(1)試験会場へ持参する場合はスケールをはずし、分けて持参します。つけたまま持参すると荷物とぶつかったりして、形状からいって変形する可能性があります。ベースの付いたワイヤストリッパは念のため、タオルなどでくるんでおきます。

(1)まずは外装を剥ぐ時から苦労したと思います。通常どうり電線をカットしてみます。硬いし粘り気があるので、てこずります。うまく切れればラッキーですが、切れない場合は、必要本数分の絶縁被覆の切断位置に、切り込み用の印をつけて、後は電工ナイフで作業します。

①絶縁被覆が引っかかる場合

(3)必要本数をカット後に、まとめて被覆を引き抜けばよいのです。

(2)それは、今までカットした際に電線を引き抜く癖がついているためです。この場合は完全に心線を抜かずに、少し持ち上げれば被覆ごとはずれます。

(1)絶縁被覆をカットした時、カットサイズがピッタリなので切り口と突き当たりの面の間に被覆が挟まる場合があります。

3.ヒント

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